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スタッフコラム

バイヤー日記 vol.14
2016.09.30

バイヤー日記 vol.14

山口あづさ(雑貨バイヤー)

山口あづさ(雑貨バイヤー)

偶然出合ったマクロビオティックに魅せられて食の大切さや衣食住の心地よさを追求するようになり、その中でかぐれと出合い、現在はかぐれの食品と雑貨全般(アクセサリー、シューズ、バッグ)のバイイングを担当。

かぐれでは長くご紹介させて頂いているシューズブランドの「space craft」。
個人的にも大好きなシューズブランドのひとつです。space craftの魅力は何と言っても履き心地の良さとシンプルなデザインではないでしょうか。

昨年初めてspace craftでかぐれのエナメルシューズを作ってもらいましたが、出来上がるまでの革選び、形、リボンの幅の細かいところまでデザイナーである金井仁さんとは苦楽を共にし、私がシューズのバイイングを担当してから1年弱のお付き合いではありますが、なんだかお兄さんのような戦友のような、ここぞというときに頼りになる、とても信頼しているデザイナーさんです。

常々、作品にはその方の人となりが出ているものだな〜と実感するのですが、金井さんが作るシューズも金井さんの人柄が全面に出ていると思います。シャイで、前にガツガツ出ていくタイプではない、ほんわかした優しい雰囲気の金井さん。
そうは言っても職人さんでもあるので、譲れない部分も持ち合わせています。私が思うspace craftのシューズたちは、誰をも受け入れてくれそうな優しくシンプルなデザインと、足と毎日の歩行をどーんと担ってくれる安心感があります。

実は、今年も金井さんにかぐれの靴を作ってもらっています。去年はエナメルでしたが、今年は別珍素材のワンストラップシューズです。歩きやすさと履き心地にプラスしたかったのが、“心のときめき”です。
子どものころに憧れていた特別な日のワンストラップシューズを大人になった今だからこそ履ける形で金井さんに作ってもらいました。

ワンストラップシューズ

生地選びには何度も挫折し、見た目にはわかりにくいのですが、ヒールの部分に一番手が掛かりました。
ヒール部分にも生地を巻き付けているのですが、この作業が難しいらしく、何度もやり直しをしてもらい、結局職人さんたちにヒールを1つずつ手作業で作ってもらうことに。たかがヒール、されどヒールとこだわる私の細かい注文に応えつつ、さらに上乗せしてプラスアルファでいつも作品にしてくれる職人さんたちは、本当にプロだな〜と尊敬しています。

私はファッションアイテムの中で順位を付けるならば、靴が一番好きで思い入れがあります。子どもの頃、足元にうるさい両親の下に育ったのも大きい理由かもしれません。
大事な試験の日、受験の日、コンクールの日、発表会の日はいつも靴だけは新しいものを用意してもらいました。あの頃の純粋な気持ちに戻るべく、心がキュンとなるシューズに今携われること、それを形にしてもらえること、お客様にご紹介できること、本当に嬉しく思っています。

金井さんの渾身の作、別珍のワンストラップシューズは、10月中旬に表参道店、丸の内店、東京ミッドタウン店、横浜店で販売予定ですので楽しみにしてくださいね。


かぐれ