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スタッフコラム

バイヤー日記 vol.17
2016.12.23

バイヤー日記 vol.17

山口あづさ(雑貨バイヤー)

山口あづさ(雑貨バイヤー)

偶然出合ったマクロビオティックに魅せられて食の大切さや衣食住の心地よさを追求するようになり、その中でかぐれと出合い、現在はかぐれの食品と雑貨全般(アクセサリー、シューズ、バッグ)のバイイングを担当。

最近かぐれの仲間入りをした商品の中に「お酢」と「薬草茶」があります。

お酢は山梨県の戸塚醸造所で作られています。昔ながらの製法で、無農薬のお米、富士山麓の流水、麹を原料に、仕込み始めて約2年を経てできあがる、手間ひまと愛情を惜しみなく注がれたお酢です。

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作られる過程を知れば知るほど、お酢ってこんなに手間ひまを掛けてできあがるものかと驚愕するのですが、同じくらい驚愕したことは、作っている戸塚治夫さんがお酢を作るようになったきっかけです。
戸塚さんは元銀行員です。銀行員の戸塚さんは、もともと取引先だったお酢の醸造所と仕事の付き合いからお酢の世界への扉を開くことになります。
醸造所は人手が足りなかったので、時間があるときは戸塚さんもお手伝いにいくこともあり、だんだんお酢の魅力に惹かれ始めたころ、経営者が高齢を理由に醸造所を閉める相談を戸塚さんにもちかけたことが始まりです。

違う仕事を既に持ちながらゼロからのスタート。家業を継ぐとも違います。転職ともなんだか違います。
「人生をかけた」とか「命かけてます」とか、そんなずっしり来ることではなく、知りたいこと、やりたいことに没頭したら結果このようになったと戸塚さんは軽やかに経緯を話してくださいました。

一方の薬草茶は「tabel」という日本全国を旅しながら出会ったという伝統茶のブランドです。無農薬、無化学肥料、有機肥料栽培などで育った薬草を使い、産地の方と一緒に国産在来種を中心に薬草茶に仕上げています。薬草とは薬用植物のことで、葉や茎だけではなく花、根、種も使うそうです。お湯で煮出したり、お酒に漬け込んで飲んだり、食べたり塗ったり症状や植物によって使い分けをします。

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かぐれで取り扱うのは4種類。
大和当帰茶:冷えが気になるとき。体を温めてくれます。子宮系にも良いと言われています。
はすの葉茶:ポリフェノールが多く、血行促進、肌艶に良いそうです。
カキドオシ:ホッと一息つきたいとき、疲れたとき、熱っぽいときに。赤ちゃんが泣きじゃくる「疳(かん)の虫」に昔から飲まれていたそう。
月桃茶:ショウガ科でスパイシー。体を温めたいとき、また消化不良のときなど。入浴剤にも使用したり気分転換をしたいときにも良いそうです。

体調次第でおいしく感じるお茶がそれぞれ違います。生理痛でボーッとしていたときは大和当帰茶が、仕事が忙しくてボーッとしていたときはカキドオシのお茶がおいしく感じました。

今回「お酢」と「薬草茶」全く違うものをご紹介しましたが、この二つに共通するものがあります。
それは体に染み入る深さ。じんわり、どこまでも奥に浸透して広がる感じが共通しているな〜と思います。それは素材なのか、できあがる過程のものなのか、理由はわかりませんが今の自分を少し癒してくれるような感じがします。この曖昧さをぜひ皆様も体感してみてくださいね。


かぐれ