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スタッフコラム

バイヤー日記 vol.18
2017.01.27

バイヤー日記 vol.18

阿部浩(メンズバイヤー)

阿部浩(メンズバイヤー)

かねてより衣類や手仕事へ関心があり、1号店であるかぐれ表参道店の立ち上げから携わる。
現在は、メンズオリジナルの商品企画・メンズバイヤー・同店店長を兼務。

皆様こんにちは。新しい年になりましたね!
年が変わりだいぶ経ちますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2017年最初のバイヤーブログなので、私がバイイング以外に携わらせていただいている企画の方のお話をさせていただこうと思います。というのも、かぐれのメンズには仕入ブランドのほかに「BRAIN」というメンズラインがあるのですが、実は少しの間お休みしていました。
しかし、2017年の春夏シーズンから満を持して再スタートします!

ブランド名の「BRAIN(ブレイン)」を直訳すると、「頭脳・知力・指導者」という意味を持ちますが、私たちが提案するBRAINは、“主役のための陰の相談役”を指します。
「ファッションをリードするのではなく、対等な目線を持つ相談役としてなくてはならない存在になりたい」という思いから、ジャンルの壁やメンズ・レディスウェアの壁を超越したラインナップを展開しています。服を愛する人々のBRAINになれるように、との気持ちを込めて制作しています。

BRAINのアイテムは、かぐれらしく天然繊維にこだわって機能性や着心地を兼ね備えたアイテムを提案しています。昨今人気を博している高機能な衣類とは逆行していますが、生地それぞれの背景を大切にして、素材それぞれの特長を活かすことができれば、天然繊維はとても機能的で快適な衣類になるのです。
綿や麻の衣類は丈夫なので着込むほどに表情が出てきて、着る人それぞれの服になっていくのではないでしょうか。実際そういうアイテムは、着ていて一番気分が上がりますよね。個人的にも綿や麻が大好きです!

また、こんな服が欲しかったと言っていただけるような展開を心がけ、手間ひまをかけてBRAINの服は生まれていますが、欠かせない存在がBRAINに関わっていただいている方々の協力です。商品が出来上がるまでには色々な出来事がありますが、想像以上に良い仕上がりになったときは共に喜んでくれて本当にうれしい気持ちになりますね。制作に携わっていただいている全ての方々に心から感謝です。

前置きが長くなりましたが、BRAINの2017年春夏シーズンの展開内容を少しご紹介します。
まずは、英国のライセンスを取得しているベンタイル地を使用して、オーバーコートやM-44、ラップパンツを作りました。綿100%で張り感のある生地は撥水性も兼ね備えており、着込むほどにとても良い表情になっていきます。また、岡山デニムでジャケットやワイドパンツを作りました。昔のデニムを再現し、縦糸にインディゴのロープ染色、緯糸に杢糸を使用しているため汚れが目立ちづらく、裏面もほぼ同色の珍しいデニムを使っています。

  • BRAINの2017年春夏シーズン
  • BRAINの2017年春夏シーズン

春夏に欠かせないシャツは、インドのKHADI生地を使用して柄がとても繊細な羽織シャツやプルオーバーシャツを作りました。KHADIはインドに古くから伝わる手紡ぎ・手織りの生地で、家庭の一室に織機を置いて作られています。綿100%で独特の涼感があり、とても良い着心地です。ちなみに2月末に生地が出来上がる予定なので、このコラムがアップされる頃はまさに生地を織っていただいている最中ですね。

  • BRAINの2017年春夏シーズン
  • BRAINの2017年春夏シーズン

そのほかに、度詰天竺(*1)で裾・袖・ネックを全て断ち切りにしたカットソーやパンツ。オーガニックコットンのSZ天竺(*2)を使用したベーシックなTシャツなど、ラインナップも多く取り揃えて展開予定です。
近日中にはかぐれのHPにて2017年春夏シーズンのルック(イメージカタログ)も公開予定なのでぜひお楽しみに!

*1:きっちり目の詰まったカットソー生地。丈夫で伸縮率が低く、断ち切りでもほつれにくい。
*2:右撚りの糸(S)と、左撚りの糸(Z)を交互に給糸口に入れることにより、従来よりも斜行しにくいカットソー生地。


かぐれ