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スタッフコラム

バイヤー日記 vol.23
2017.08.25

バイヤー日記 vol.23 bassike

宮﨑香里(レディースバイヤー)

宮﨑 香里(レディースバイヤー)

学生時代よりグリーンファッションに関心を持ち、天然染色やオーガニック素材を中心としたデザインを研究。
バイイングのほかに、レディースのスタイリングも担当し、かぐれオンラインショップにも度々登場。
現在は冷えとり靴下をはじめ、オリジナル商品の企画にも携わっている。

https://instagram.com/miiiiiiikaori/

夏もだんだんと終わりに近づいていますね。みなさんはどんな行事に参加されましたか? 今年の夏はいつになくハイスピードで過ぎてしまったような気がします。気づいたら浴衣を着られなかった……花火も見ていない……なんて、今さらちょっとだけ後悔しています。
夏の暑い日のことに話が戻りますが、先日オーストラリアのブランド「bassike」のポップアップショップがかぐれ丸の内店で開催されました。
bassikeは「長く使えて人にとって重要となる商品を作ること」を哲学として、クオリティーの高い素材を使用し、時代に左右されないスタイルを提案しています。デザイナーのお二人は日本に訪れた際、かぐれのお店に寄ってくださり、商品のラインナップや雰囲気をとても気に入ってくださいました。ご友人のプレゼントにと、作家さんの器を買ってくださったことを覚えています。

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私がbassikeのコレクションの中で初めて手に取ったのは、オーガニックコットンで作られたTシャツでした。「これがコットン?」と思うような、繊細でやわらかいカットソー生地で作られています。着心地はもちろんのこと、カジュアルな中に上品さを感じるアイテムです。つい最近「bassike」のオフィシャルサイトにて、かぐれに関するインタビュー記事を掲載していただきましたので、今回のバイヤー日記でその一部を紹介させていただきます。

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― 「かぐれ」のコンセプトについて教えてください。
またそのコンセプトに沿うために、バイヤーとしてどのように参画していますか?

「モードとトラッドと地球」をコンセプトとしています。また「かぐれ」というブランド名にはいい物や人が「寄り集まる」という意味が込められており、それは日本の万葉集に登場する「ゆきかぐれ」という言葉から引用しています。
私はレディース衣類と生活雑貨のバイイングに加え、オリジナル商品の企画にも携わっています。「モードとトラッドと地球」という相反するような3つの柱を掲げているので、常に商品のバランスには気を配っています。天然素材のアイテムが中心になるため、ナチュラルなイメージを持たれることが多いですが、個人的には自然が持つ力強さや、昔から変わらない製法で作られたものの武骨さなどにも惹かれています。ショップ全体を見たときに、やさしい雰囲気だけでなく、芯の強さのようなものを感じてもらえるようなセレクトを心がけています。

― バイヤーとして、どのようなブランド/レーベルを探し、どこに重点を置いていますか?

その時々で探しているものは違うのですが、最近はよりハイブリッドなブランドを求めています。天然素材というキーワードは外せないので、そこに対してもっとデザイン性や機能性が加わった洋服、雑貨などに興味があります。一方で、古くからある方法で、普遍的な物づくりを続けるブランドも好きです。そういったものをいかに都会の生活にフィットさせられるか、常に想像しています。

― バイヤー目線で見て「ベイシーク」は「かぐれ」に置くブランドとしてどのような立ち位置になるとお考えですか?

ベイシークはかぐれの中でも特にファッショナブルで、装う楽しさを伝えてくれるブランドだと思っています。特にオーガニックコットンを使用したカットソーのシリーズは、かぐれの目指すコンセプトにとても合っています。

― 「伝統、モード、地球」というコンセプトについてもう少し詳しく教えてください。

かぐれで取り扱っている商品に置き換えて考えると、わかりやすいかもしれません。“伝統(トラッド)”は作家の器や生活雑貨、古くからある染めや織りの技術などを積極的に紹介する姿勢に表れています。“モード”は直訳すると流行になりますが、その時々の空気感や人々のフィーリングを汲み取って、時代にあった装いを提案したいという気持ちがあります。そして“地球”の産物である天然素材の心地よさや魅力を生かした形で、それらを表現したいと思っています。いずれはその地球に貢献するような、新しい取り組みができるブランドに成長したいです。

― エコファッションやデザインへの興味は、あなたにとってどういう意味を持ちますか?

学生時代にファッションデザインを専攻していた際、可能な限り環境や人に負担のない方法で作られた服を作りたい(着たい)と思ったことがきっかけで、オーガニックコットンや天然染色などを用いるようになりました。
服作りのプロセスは、消費者にはなかなか見えないため想像しにくいかもしれませんが、もっと知識を得る機会が増えて、個々にとって適切なものを選べるようになるといいなと思っています。ちなみにかぐれでは、有志のショップスタッフと外部のデザイナーの方を招き、ゼロから商品企画を行うプロジェクトを行っています。その機会を通してショップスタッフは服作りのプロセスを理解し、各々の接客に生かしています。
よりよい暮らしを目指していくなかで、個人的には衣食住のバランスがとても重要だと思っています。信頼できる食材で料理をし、好きな人たちと囲む食卓はとても安心で楽しいものです。純粋に、ファッションも同様であってほしいと思っています。

下記のリンクから、別の質問への回答や英訳も見ることができます。
ほかにも、日本について書かれた記事や写真などもとても興味深いので、ぜひ覗いてみてください!

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