読みもの

表紙に戻る

スタッフコラム

バイヤー日記 vol.24
2017.10.27

バイヤー日記 vol.24

1501023_colum_prof

阿部浩(メンズバイヤー)

かねてより衣類や手仕事へ関心があり、1号店であるかぐれ表参道店の立ち上げから携わる。
現在は、メンズオリジナルの商品企画・メンズバイヤー・同店店長を兼務。

すっかり秋めいてきた今日この頃。
この季節はおいしいものの誘惑が多く、僕の食欲はとどまるところを知らず……です(笑)。
さて今回は、ひょんなことがきっかけで商品を拝見させていただいたブランドで、2018年の春夏から取り扱いをスタートする「ANATOMICA」をご紹介します。
ご存知の方もきっと大勢いらっしゃるパリの“名店”です。

元々は個人的にもとても好きなブランドでした。
流行り廃りとは切っても切れない現代において、長く愛され続ける衣類を提供し続け、ブレることなく信念を貫いている数少ないブランドの一つだと思います。
また、ANATOMICAのディレクターであるピエール・フルニエさんの物づくりに対する考え方にとても共感でき、取り扱いを決めました。

「現代、多くの人が本来の伝統的な精神を忘れつつあるようにORIGINALと呼ばれるに値するブランドと商品は数少なくなった。私が1970年代初頭より現代に至るまで発掘してきた多くのORIGINALブランド群は、その当時から約35年間に及ぶ店頭での実販売と実績に基づき、今初めて私の前でORIGINALと称されるに至る。しかし、残念な事に現在その精神を受け継ぎ生産されているブランドは希少となった。」
ピエールさんのこの言葉には、とても考えさせられますね。

ブランドをご存じの方は「なぜかぐれで?」という印象を受ける方もいるかと思います。確かに現在かぐれで取り扱うブランドのラインアップを見ると異色な印象を受けるかもしれません。
しかし、今メンズで取り扱っているブランドに共通しているところは、デザイナー本人が本気で物づくりをしていて、欲しいもの、作りたいものを苦労してでも形にしているブランドだということ。
まさにANATOMICAも僕の解釈ではそんなブランドなんです。心の底からかっこいいと言えるブランドです。

そんなこだわりが垣間見えるアイテムがスニーカーです。“WAKOUWA”というスニーカーは、木型職人と12回ものサンプル制作を経て作られた逸品。
本店では、スニーカーにもかかわらず、計測をおこなってから販売されているんですよ。その理由は人体の構造を考え、医学的要素を詰め込んで作られたスニーカーだから。
土踏まずをホールドする作りになっていて、このフィット感は他では味わえません。靴選びはからだに大きな影響を与えると言われていますが、安心して履いていただけるスニーカーの一つです。

WAKOUWAというのは、ピエールさんが幼少期に憧れていた木製の犬の玩具WAKOUWAから付けられました。また、濡れた甲板の上で平然としている犬をヒントに開発されたソールを使用していることも名前の由来につながっています。
デザインソースは、米軍で支給されていた1944年製のキャンバスのスニーカー。そこに1960年代のテイストをプラスし、当時の雰囲気を匂わせるスニーカーに仕上がっています。

171127_colum_01
  • 171127_colum_02
  • 171127_colum_03

来年の春夏から表参道店とジョイナス横浜店で展開します。
その他にも、定番のジャケットやカットソー等も入荷予定です。
春からの展開をお楽しみに!!


かぐれ