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特集

特集インタビュー
生き方にもつながる、「インナーを大切にする」ということ
2017.11.22

特集インタビュー

近年、世界中でオーガニックコットンなど天然素材への関心が高まっています。衣類だけでなく、食品やコスメなども「健康」や「環境」、「安全」といった視点からの選択肢が広がっています。そんななか、かぐれを代表するアイテム、シルクインナーへのニーズも急増。
インナー専門ブランドではないかぐれのインナーが、百貨店のランジェリー売り場へPOP UP出店したり、女性誌での紹介が続いたりと、注目が高まっています。

今回は、シルクインナーの開発を立ち上げたかぐれブランドディレクターの坂田に、今あらためて皆さまにお伝えしたいシルクインナーへの思いを聞きました。ご愛用いただいている方も、ちょっと興味があるという方も、ぜひ最後までお付き合いください。

― シルクインナーのはじまりとは?

都会でがんばる全ての女性へ

かぐれでシルクインナーを初めて作ったのは、今から7年前の2010年のことです。当時は今よりも天然素材の認知度も低く、かぐれで扱うものは自然派なイメージが先行して、一部のナチュラル志向の人たちだけのものと思われがちでした。
でも実際には、都会でがんばる全ての女性に向けて届けたいものばかりでした。私自身、もともとモード系の洋服が大好きで、特別ナチュラル志向というわけではありませんでした。でも、かぐれに出会い、出産・子育てを経験して、モードなだけの服は今の自分には必要ないと感じはじめたんです。家事に仕事に日々働いて輝いている女性のなかには、私たちと同じように感じている人がたくさんいるのではないかと考えていました。

― 製作のきっかけはなんですか?

お客様の声を受けて

製作のきっかけはなんですか?

オーガニックコットンのインナーを探されているお客さまの来店がきっかけです。その方は肌が敏感で、自分に合うものがどこにもないとお困りでした。かぐれはグリーンファッションの先駆けとして天然素材のアイテムを多く扱っていました。
でもインナーの取り扱いは今よりずっと少なかったんです。知識も実績もほとんどありませんでした。それでも、お客さまの声を受けて、どうしてもかぐれから届けなければという気持ちで、取引のあったメーカーの協力のもと実現に至りました。

― 天然素材のなかで、なぜシルクを選んだのでしょう。

シルク素材の魅力を実感しているからこそ

天然素材のなかで、なぜシルクを選んだのでしょう

当時は、いわゆる「冷え取り」のブームが始まりつつあるころで、かぐれでも重ね履きシルクソックスの販売を開始したところでした。スタッフが実際に冷え取りを始めて、それぞれに体調の変化や肌質の改善がみられ、シルクという素材の魅力を実感したんです。
ここではシルクの特性については割愛しますが、スタッフが自分のからだで素材の良さを実感しているからこそ、お客さまにも魅力が伝わり、実際の購入にもつながっていったのだと思います。

― 今や、かぐれになくてはならない定番アイテムですね。

シーズンに関係なく求められるものづくり

かぐれは天然素材にこだわり、環境にも配慮して、長く愛用できるアイテムを提案しています。それでも多くのアパレル同様、アイテムのほとんどは1シーズンつまり半年でセールになります。
せっかく良いものをお客さまへ届けようという信念で、自分たちの手で一生懸命に作っても、自分たちの手で価値を下げているようで、そのやり方にずっと疑問を抱いていました。シーズンに関係なく求められ、定番として販売できるもの。

今や、かぐれになくてはならない定番アイテムですね

本当にかぐれのコンセプトに合うものを作りたいと思いはじめたころに、先ほどのようないろんなきっかけが重なったんです。
初めて追加生産が決まったときには、本当に「求められている」と感じました。女性のこれからの社会進出に欠かせないものになるだろうという直感がありました。実際に販売から7年経つ現在もリピートしてくださるお客さまも多く、リニューアルを重ねながら販売数を着実に伸ばしています。

― あらためて、かぐれのシルクインナーの良さとはなんでしょう。

それまでのシルクインナーのイメージを変えるもの

あらためて、かぐれのシルクインナーの良さとはなんでしょう

全ての女性が本来もっている内側の美を引き出すインナーであることは間違いないと思っています。
従来の下着は、コルセットのように「寄せて、上げる」という方法でプロポーションを作り上げるものが圧倒的多数でした。苦しくてもそれを身につけるしかなかったんですよね。
でも、かぐれのシルクインナーは一日中つけていても気持ちいい。シルクで、カラーもおしゃれで、レースも付いている。ブラジャーもノンワイヤーなのに形がきれい。

今でこそ、たくさんのメーカーからいろいろな種類のインナーが販売されていますが、当時は珍しかったと思います。今やっと認知されはじめ、時代が追いついたような心持ちでいます。
SNSを中心とした新しいライフスタイルの発信と、かぐれが提案し続けてきたことのニーズが一致して、広く共感を得られるようになっているのかもしれないですね。

― インナーを選ぶときに伝えたいことはなんですか?

自分のケアをする瞬間が日常にある

インナーは、一番肌に近い場所で、一日中、身につけるものですよね。そこにこだわるということは、「自分のケアをする瞬間が日常にある」ということだと思うんです。

毎日、自分の内側を見つめ直すようにインナーを身につける。かぐれでは、天然素材の着心地の良い服だけでなく、食品や暮らしの道具も扱っています。食べるもののように、日々使う道具を選ぶように、インナーを大切にすることは生き方にもつながるのではないかと思っています。まず自分のことを大切にする。それができてから、やっと外に目を向けられると思うからです。
「はやっているから」「みんなが持っているから ではなく、自分自身が本当に納得していいと思うものを選ぶ時代になっていると思います。その人がもつ本来の美しさを大切にするためのアイテムとして選ばれ、世の中にもっともっと広がることを望んでいます。

いつでも、どこでも買える。そのうえで、暮らしを大切にし、仕事をがんばることができる。かぐれやシルクインナーは、そんな当たり前を支える存在でありたいと思っています。

インナーを選ぶとき

シルクインナーの詳細・オンラインストアへはこちらからご覧いただけます。

Silk inner

> SILK INNER

島田 絢子(表参道店スタッフ)

島田 絢子(表参道店スタッフ)

愛媛県出身。大学では芸術学を専攻。
2015年よりかぐれ勤務。かぐれに出会い、手仕事と言葉を通じて日本の美しさを感じる毎日です。


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