オリジナルコスメ

美容師時代に海外で2度のヘアショーを経験。その後メーカーインストラクターとして全国を駆け回る日々を過ごす。現在はマーケティングやコンサルタントの他、多くの商品開発のアドバイスやプロデュースを手掛けつつ、シャンプーソムリエの育成に励んでいる。

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vol.12 関川忍(シャンプーソムリエ)my beauty theme 「ストレスフリーな生き方」

第12回目は、シャンプーソムリエとして活躍する関川忍さんの登場です。関川さんが開発した「キュベシノブシャンプー」が初めてかぐれにやってきたのは2012年の夏。それ以来、スタッフやお客さまの間でリピート続出の人気商品となりました。こだわりのシャンプー開発秘話と、関川さんがヘアケアにかける思い、また、子どもや女性が輝く未来の実現に向けて、ひたむきに続ける活動について伺いました。

安心、安全なヘアケアを通して社会を明るくしたい

特別なワインに冠されるフランス語の「Cuvee(キュベ)」という称号をもつ「キュベシノブシャンプー」は、関川さんの娘さんがアトピー肌でなかなか合うシャンプーがなかったことや、ひどい手荒れに悩んでいる現場の美容師がたくさんいたことから誕生しました。
「娘が3歳になる頃から様々なアレルギーを発症し、毎晩お風呂から上がると6種類もの薬を塗っていました。夜もかゆみでなかなか寝付けず、病院だけに任せていてはいけないと、自分なりに原因や対策を調べ始めました。同じ頃、美容師の手荒れがすごく気になっていたんです。せっかく美容師になっても、手荒れが原因で辞めてしまう人も少なくありません。手荒れは、美容師ならみんな経験することで、時間が経てば慣れて治るから、とこれまで軽視されていたのですが、未来のことを考えたら、もっと根本から改善していかなければいけないと思って。そこで、延べ500種類ものシャンプーの成分を分析し、アトピーや手荒れが改善されるシャンプー剤を開発するようになりました」

そうして完成した「キュベシノブシャンプー」は、敏感肌やアトピー肌の人でも安心して使える安全性に加え、泡立ちや香りなどの使いやすさ、そして髪がまとまりやすくなるデザイン性が見事に融合したシャンプーとなり、多くの人から支持を受けています。ただ、関川さんいわく、シャンプーを変えるだけでは、正しいヘアケアとしては不十分なんだとか。

「たとえば今、ノンシリコンシャンプーがブームですが、そういったシャンプーを使うだけでは、髪や肌にとって真に優しいヘアケアは成り立ちません。僕の中での正しいヘアケアのポイントは、“流すこと”です。シャンプーは、シャンプー剤だけに頼ってはいけないんです。シャンプー剤に使用されている界面活性剤のほとんどは、髪や肌に残りやすいもので、どんなに安全性が高いものでも、しっかり洗い流さないと頭皮のトラブルに繋がります」
そこで最近は、シャンプーと共に、髪や頭皮に汚れを残しにくいシャワーヘッドの開発や普及にも力を入れているそう。
「なるべくいつものリズムを崩さず、普通にみなさんが使えるもので、髪や肌に本当に良いヘアケアというのを提案していきたいと思っています。おかげさまで色々なところからオファーをいただき、全国に同志がいるので心強いです」
さらに今後もその輪が広がっていきそうです。
「来年には、シャンプーソムリエの認定スクールを開校したいと思っています。頭皮や髪質、パーマ、カラーの状態を見て、その人に一番合うシャンプーやヘアケアをアドバイスできる人材を育てる学校です。そのためには、シャンプー剤だけでなく、パーマ剤やカラー剤についても知っておかないといけないので、僕も今必死で勉強しているところです」

かぐれで行われたキュベシノブシャンプー説明会の様子

毎日寝る間も惜しんで全国を駆け回り、勉強に励んでいる関川さんを突き動かすものとは何なのでしょうか。
「子どもたちに何を残せるのか、というのが一番の原動力かもしれないです。シャンプー文化が変わることによって、うちの娘のようにかゆみに悩んだり、手荒れで辞めてしまう美容師も減っていく。40歳を越えると、次の世代に何を残すかとか、どんなレールを敷いてあげられるかとか、そういうことを考えるようになるんですね。それから、全国に出張して思ったのが、女性がきれいな街は活気があるということ。きれいというのは顔の造作ではなくて、バランスがいい人というか。髪型がうまく決まったり、肌にトラブルがないと、気持ちも明るくなりますよね。

ですから僕は、ヘアケアを通して、社会を明るくしていけたらと思っています」
KAGURE holistic beautyのスキンケアも、使った時の心地良さや、肌が整うことで内面から癒され、女性として輝きが増すことを願って作られたシリーズ。関川さんの思いと相通ずるところがあります。

それでは、関川さんにとってのholistic beautyとは?
「一言で言えば“ストレスフリーな生き方”です。髪や頭皮は、体の内側、外側のストレスがダイレクトに現れるところ。髪が抜けたり、ツヤがなくなったり細くなったり……。頭皮も、炎症やかゆみ、たるみに繋がり、見た目が老けてしまいます。そうならないためにも、自分なりにストレスをかけないヘアケアや生き方を選んでほしいと思います」
ご自身の専門分野で、同じ思いをもった仲間と日々活動を続ける関川さん。安心、安全なヘアケアが普及することで、社会の活性化に繋がる……そんな未来の実現に向けて、今日も熱い思いを胸に全国を飛び回っています。

次回は2013年5月8日更新予定です。どうぞお楽しみに!