昨日から竹の家では八王子の養蚕農家で育った春繭の座繰りをはじめました。
ひとつの繭からでてくる一本の繊維が切れると空気に浮遊していつまでもふわふわふわふわと浮かんでいます。
(なんだかうらやましいくらいです。)
そのくらい軽い繊維をだいたい70粒から80粒からの繊維を手ですくい、木の道具でくるくると座繰っていくとこの下の緑の糸くらいの太さになります。
この緑の色は春の繭からしかでない色なのです。
染める前の白ですが、白と一口にいいますが、春繭の白は、言い表しようがない白です。
半透明のような、白に青みがかかったというか……。
それはこの素材ならではの白なのですね。
自然のゆらぎは虫が繊維をはきだすとき、首をふるわせながらするので、糸がゆらぎます。
手で糸をとることでそのゆらぎが糸にのこる、それを草や木の色で染めて織り、身につけた時になにか感じるものがあると思います。
真木千秋(真木テキスタイルスタジオ)
真木テキスタイルスタジオ
真木テキスタイルスタジオは二十数年前にインドの地で、タッサーシルクという野蚕(やさん)の糸 に出会って、
魅了されたことから始まります。
以来、毎年約3ヶ月~4ヶ月ほどインドに滞在し、長年のスタッフである現地の手織り職人たちとともに、
現代の暮らしに生きる手織り布づくりをしています。
東京郊外、竹林とケヤキの大木のもと、古民家を手直ししたスタジオでサンプルづくりや製品仕上げなどを
しています。
1996年~2006年に青山に直営店。
2006年秋からは東京郊外・秋川をのぞむスタジオの一角に店を開きました。
現在、ヒマラヤの麓では小さな工房がはじまりつつあります。
http://www.itoito.jp/