holistic beauty life

第7回 武藤 英恵 (matsuricaオーナー)

第7回 武藤 英恵(matsuricaオーナー)2012.08.01

My Beauty Theme

「流れを止めない」

第7回目は、「アロマと紅茶のセレクトショップ matsurica(マツリカ)」オーナー・武藤英恵さんの登場です。武藤さんとかぐれの出会いは、武藤さんがかぐれショップディレクターの渡辺をナンパ(!)したこと。 境界を持たずに、いつも笑顔で人と繋がる武藤さん。いつお会いしてもハッピーなオーラをまとっているその秘訣を伺ってきました。

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プロフィール

武藤 英恵(matsuricaオーナー)

代々木上原「アロマと紅茶のセレクトショップ matsurica」オーナー。精油、オーガニックコスメ、フラワーエッセンス、紅茶、ハーブティ、ローチョコレートなどを独自のこだわりでセレクトしている。香りを中心とした商品企画、ワークショップ、企業の人材育成などの他、アロマや紅茶、チベット体操の講師としても活動中。

blog:http://matsurica87.blog64.fc2.com/
twitter:https://twitter.com/matsurica_hana/

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座右の銘は「人生流されてみるのもいいもんだ」

「もともと結婚式場でウェディングプランナーをしていました。毎日充実し、まさしくこれが私の天職だと思っていて。その後社内の異動で広報になったのですが、それも向いていたみたいで、また天職だと思って(笑)。忙しいながらも楽しく働いていたのですが、ある時からだを壊してしまいました。事務所の床がコンクリート打ちっぱなしで底冷えが激しく、とにかくからだが冷えていて、それに加えて不規則な生活が続いていたんです。終電がなくてタクシーで帰ることはざらで、付き合いが多かったので食生活もめちゃくちゃ。でも、私がいないと職場が回らない、みたいに勘違いして『今日も予定があって忙しいわ』と自分に酔っていて(笑)。若かったんですよね。でも20代後半の女性でそういう人は多いと思うんです。まさにそういう時期に、神様からいい加減にしなさいと言われたようで、ある日突然激痛が襲いました。原因は卵巣膿腫。あれって怖いのが、自覚症状があまりないんです。私の場合、たまたま便秘をしていた時に腸と卵巣がぶつかって発覚しました。その痛みったら、お尻の下から串刺しされているような感じ。それが数分間隔でぐさっ、ぐさっときて。そのまま緊急入院しました。
当時は辛かったけれど、自分が婦人科系の病気を経験していると、冷えは良くないとか、定期的な婦人科検診は必要だということを、実感を持ってみんなに伝えられる。今の仕事を始めて、病気になって良かったと思えるようになりました」

  

女性にとって最大の敵といえる冷えと、不規則な生活によって免疫力が下がっていた武藤さんは、退院後も徒歩数分の場所に出掛けるだけで、家に帰ると倒れてしまうくらいだったとか。

「そんな状態だったので、病気をした後は仕事を辞めて、療養に専念しました。でも療養生活を続けて体力も気力も充実してくると、今度は取り巻く環境が自分らしくないことにだんだんストレスを感じ始めました。それで、アロマの勉強を始めたんです。なぜアロマだったのかは自分でも謎。なんとなくです(笑)。アロマ検定取得のコースに入って、目標を持ってやっていくと、どんどん自分らしさを取り戻していくのを感じました。インストラクターの資格を取得した頃にはだいぶ体力も戻り、何か仕事をしたいと思うようになって、それで見つけたのが、あるナチュラルコスメブランドを扱っていた会社。最初は雑用のアルバイトとして入ったのですが、そこでプロのセラピストを育てるスクールを作ることになり、私がその立ち上げをすることになりました。すごくハードでしたが、多くの出会いがありましたし、自分のお店を開いてからもその時の経験が生かせています」

さらに武藤さんの転機は続きます。

「スクールを立ち上げてしばらくしてから、『初めてのアロマテラピー』という講座を、インストラクターとして受け持つことになったんです。いつも事務局として受講生のケアをしていた教室で、私が教えるというのが不思議だったのですが、初授業の第一声で、アロマに対しての気持ちがごく自然に言葉になって、すごく楽しかったの。生徒さんも楽しそうで、すぐ精油を買いたいと言ってくれて。実はそれまで私、自分であまり精油を買ったり使ったりしたことがなかったんです。なぜかというと、それまで受けた授業は資格を取るためのもので、全然楽しいと思えなかったから。だから、私の授業のモットーは『アロマって楽しい!』と思ってもらうことなんです。不思議なのですが、授業をしていると、なんでこんなにって思うくらい、楽しい使い方が湧いて出てくるの。それでまた『これは私の天職だ!』って思って。3回目の天職(笑)」

自分が変われば天職も変わる。そして、それに柔軟に対応する力を持っているかが大切です。

「私、座右の銘が『人生流されてみるのもいいもんだ』なんですよ。だから、天職もいっぱいあって良いと思ってる。一個に決めたらもったいないし、人間ってそんなに小さくないから。そうやって流れに抵抗しないでいると、その度に強烈な人が人生のターニングポイントで現れて、あなたはこっち、ってレールの方向転換をするみたいに導いてくれるんですよ。こだわりは大切だけど、こだわり過ぎは良くなくて、縛られてしまったら本末転倒だと思うんです」