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第18回 KAGURE holistic beauty image models SPECIAL TALK 3 森 ゆに(シンガーソングライター、ピアニスト)

第18回 KAGURE holistic beauty image models SPECIAL TALK 3 森 ゆに(シンガーソングライター、ピアニスト)2015.01.28

KAGURE holistic beautyのイメージモデルを務める女性たちのもとを、かぐれショップディレクター・渡辺敦子が訪れ、これからの女性像とライフスタイルについてインタビューする特別企画の第三弾です。 今回は、端正なピアノと声で音楽を届ける森ゆにさんにお話を伺いました。表現者である彼女が思う美しさとは。さらに、かぐれでもおなじみの『手前みそのうた』、そして新作『こうじのうた』の誕生秘話もお届けします。

森 ゆにさん プロフィール画像

プロフィール

森 ゆに(シンガーソングライター、ピアニスト)

山梨県在住。弾き語りによるオリジナルアルバム『夏は来る』『夜をくぐる』に続き、2013年には自身が学生時代に親しんだシューベルトの歌曲から弾き語りで9曲おさめた『シューベルト歌曲集』を発表。現在はオリジナルでの新作を制作中。

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  • ライブ風景 01
  • ライブ風景 02
  • ライブ風景 03
  • ライブ風景 04

自分ができるピアノと歌を、ひたすら磨く

渡辺: まずは、ゆにさんが今の活動にいたるまでの経緯を教えていただけますか。

ゆに: 4歳からずっとピアノを習っていました。中学からキリスト教の学校に入り、そこで聖歌隊に参加して歌い始めて、ピアノの先生に、歌とピアノ両方レッスンをしてもらうようになったんです。クラシックやオペラ、シューベルトの歌曲、そういったものを高校卒業まで色々やって。それから大学で、クラシック以外も勉強したいと思い、バンド活動を始めました。ローリングストーンズとかビートルズとか、様々なバンドのコピーをしましたね。大学卒業後、企業への就職を経て、プロデビューしたバンドのサポートとして活動。その後、2008年から森ゆにとして一人で活動をしています。

渡辺: バンドとしてではなく、自分の音楽をやりたくなったのですね?

ゆに: そうですね。

渡辺: 音楽をやるなかで、変わらないものや、目指しているものはありますか?

ゆに: 私自身、いい意味でぶれたりするので難しいのですけれど、基本的には、ソロで始めたときから今まで、そして多分これからしばらくも、ピアノと歌だけ、という編成になるべくこだわってやりたいなと思っています。

渡辺: 音をしぼっていきたい思いがあるのでしょうか?

ゆに: そうですね。なるべく音が少ない方が、自分を追い込めるというか。自分ができるピアノと歌をひたすら磨くということに、できるだけこだわりたいんです。

渡辺: ゆにさんにとってピアノが一番しっくりくるんですね。

ゆに: ピアノしか弾けないんです、私。

渡辺: ピアノを始めたきっかけはなんだったのですか?

ゆに: 自分からやりたいと言った記憶はないんです。2歳上の姉がバイオリンを習っていて、バイオリンって伴奏が必要なんですよね。それで、妹に伴奏させようみたいな、そういうつもりで母が私に始めさせたみたいです(笑)。

渡辺: (笑)。でもずっと続けていたということは、ピアノが好きだったのですよね?

ゆに: 何度も辞めたいって母に言いましたけれど、辞めさせてくれなかったんです。

渡辺: 伴奏が必要だったから?(笑)

ゆに: そうかも(笑)。たとえば小4のときに「辞めたい」って言うと、「じゃあ小学校卒業するまでね」と言われて、そういうことが続いてずるずると。だから母は、今私がこうしているのは自分のおかげだって言っています(笑)。

  • ライブ風景 05
  • ライブ風景 06

渡辺: ゆにさんが音楽で表現するうえで、自分らしさを保つのに大切にしていることはありますか?

ゆに: 自分らしさ……うーん、難しいですね……。たとえば、だれかと一緒に音楽をやるのでも、なるべく少ない人数というか、大がかりじゃなくやりたいんです。

渡辺: 信頼できる人とだけやりたいということ?

ゆに: そうですね。そういうなかで自分がやりきるっていう方が合っているし、満足感も高いです。

渡辺: 人ってどうしても、どんどん規模を大きくしていきたいと思うことが多いけれど。

ゆに: たとえば最新アルバムの『シューベルト歌曲集』は、ライブ会場のほかに、日頃お世話になっているお店や、どこかで作品を耳にして直接連絡をしてくださったお店でのみ販売、という形に初めて挑戦しました。発売から2年以上経った今でも、あらたに取り扱い希望の連絡をくださるお店が増えています。すべて自分で行うので手間はありますが、顔の見えるやりとりにとても手応えを感じています。

渡辺: 今は時代的にもそれが合っている気がしますね。

ゆに: そうなんです。多分、ほかの業界もそうなっていっていると思うんです。野菜を農家さんから直接買うとか。だから、今までの業界の常識がこうだったから、というのではなく、自分の今の状況がこうだからこうする、というふうにきちんと考えて動くようにしたいですね。

渡辺: その思い、すごくよくわかります。その方が確実に届くし、買う人にとっても価値がある。お互いに満足できますよね。