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第20回 KAGURE holistic beauty image models SPECIAL TALK 5 渡辺 敦子(かぐれブランドプランナー)

第20回 KAGURE holistic beauty image models SPECIAL TALK 5 渡辺 敦子(かぐれブランドプランナー)2015.06.09

KAGURE holistic beautyのイメージモデルを務める5人の女性たち。これまで、イメージモデルの一人でもある、かぐれブランドプランナーの渡辺敦子が一人ひとりと対談をしてきましたが、今回は渡辺が対談を振り返り、現在妊娠8ヶ月である自身の変化についても語ります。
聞き手:岩井 愛(かぐれ商品部) 本文写真:Waki Hamatsu

渡辺 敦子 プロフィール画像

プロフィール

渡辺 敦子(かぐれブランドプランナー)

栃木県益子町にあるstarnetにて、ものづくりと地産地消、循環型の暮らしを経験した後、天然繊維と生活雑貨の店「かぐれ」を立ち上げ、ブランドのコンセプトワーク、商品企画、イベント企画等を手がける。日本の手仕事と、食を中心とした暮らしに関する分野で活動中。

等身大で、投影しやすいイメージモデルに

岩井: 昨年から始まった、KAGURE holistic beautyシリーズの新ビジュアル企画、渡辺さんにとってはいかがでしたか。企画側でもあり、イメージモデルの一人でもありましたが。

渡辺: 本当にやれてよかったなぁと思います。忙しいみなさんが全国から集まってくださって、モデル以外のクルーにも恵まれて、とてもいいものができましたよね。

岩井: イメージモデルを探すにあたって、タレントの方など、どこか遠い存在よりも、私たちやお客さまが、身近なロールモデルとして感じられるような存在にお願いしたいということで、ヨガインストラクターのサントーシマ香さん、農家の高谷絵里香さん、シンガーソングライターの森ゆにさん、写真家の中川正子さん、そして渡辺さんにお願いしました。

渡辺: それぞれが、ご自身の個性を活かした仕事をされているので、それも等身大の姿としてみんなにとって投影しやすかったのではないかと思います。

岩井: モデルさんたちもそうですし、先ほど渡辺さんが言っていたように、撮影やデザインに関わってくださったみなさんも、全員女性でそれぞれのフィールドで輝いている方たちが集まり、とても刺激を受けましたね。みなさんが、かぐれの商品や私たちの思いに共感し、それを表現してくださったのがうれしかったです。単なる仕事を超えた、いいものを届けたいという連帯感を感じました。

渡辺: すごく応援していただきましたよね。そしてあの撮影のとき、香さんは出産後数ヶ月で、赤ちゃんも一緒に撮影させていただいて、ヘアメイクさんはお腹に赤ちゃんがいて。

岩井: そのあと、なんとデザイナーさんと渡辺さん、お二人のお腹にも命が宿りました!

渡辺: そうなんですよね! あと、彼女たちの働き方を見ていると、女性としてどうバランスをとっていくか、その強さをすごく感じました。

岩井: からだはもちろん優先させながら、でも仕事の質を落とさないためには、周りのサポートと、自分自身の覚悟やバランス感覚が必要なのだなと、みなさんを見ていて勉強になりました。

岩井: 対談を振り返って、まず、サントーシマ香さんとのお話はいかがでしたか。

渡辺: 出産前に一度このコーナーに出ていただいていて、そのときからあまりに香さんが変わっていておもしろかったですね。「私そんなこと言っていましたっけ」みたいな(笑)。
でも今私も妊娠して、その気持ちがすごくよくわかるんです。香さんも、ずっとご自身のからだと向き合って、ヨガやアーユルヴェーダを極めてきたと思うのですが、妊娠して心身に様々な変化が起きると、自分でコントロールなんてできなくなるので、流れに身を任せるしかないんですよね。抗わずに、全部受け入れる。それでも自分自身が変わるということではないし、それなりにうまくやっていけるのが、女性ってすごいなぁって。香さんにお話を聞いたときはびっくりしましたが、今それを実感しています。

岩井: 香さんも渡辺さんも、すごく柔軟に変化されているなぁと感じます。

渡辺: たとえば、10年以上続けていた習慣も崩れたけれど、それも実はたいしたことじゃなくて、そんなものなんだな、決まりごとなんてないんだなと思いました。

岩井: 高谷絵里香さんの回ではお話を伺いに、岡山の蒜山まで行っていただきました。

渡辺: 蒜山では、農作業のお手伝いをさせていただきながらお話をしていたので、周りにだれもいなくて、空があって山があって、畑のなかでしゃがんで間引きとかしながら話ができたのが、全体としてすごく美しかったなぁと覚えています。

岩井: そういうなかだと、繕うものもないし、ただ自然にことばが出てくる感じだったのでしょうか。

渡辺: そう。無駄なものがなにもない環境で、そこに合わせて絵里香さんも生きていて、透明で動物的というか、自然のなかの一部という感じがするんですよね。

岩井: 絵里香さんの「美しいと思う感覚を大事にするとぶれないのではないかと思っています。野菜もお米も、おいしいものは絶対に美しいと信じているし、美しいものはおいしいと信じています」ということばがとても印象に残っています。
かぐれで行っている『寺子屋かぐれ Life』というイベントで、講師の稲葉俊郎先生が、「“美”には、偏った信念の暴走を止め、調和をはかってくれる役割があり、美しい環境にいると争いもなくなると思う」とおっしゃっていたのにも通じるなぁと。

渡辺: そうですね。中川正子さんも、ものを選ぶ基準で同じことをおっしゃっていましたよね。

岩井: みなさんのことばや思いがつながっていますね。

  • インタビュー風景 01
  • インタビュー風景 01
  • インタビュー風景 02
  • インタビュー風景 03
  • インタビュー風景 04

岩井: 次に、森ゆにさんにお話を伺いました。

渡辺: それまで、今のゆにさんしか知らなかったので、昔の、もっとメジャー路線だったゆにさんのお話を聞けたのがおもしろかったです。そういう時代を経て、より自分らしさに回帰していったというのが、すごく素直でまっすぐな人だなと思いました。5人のなかで、一番ダイレクトな自己表現をしている方なので、すごく勇気もいるし、戦っているな、というのも感じました。

岩井: ゆにさんの音楽や声は柔らかいイメージなのですけれど、お話ししていると、その思いや表現されていることは、すごく潔い感じがします。

渡辺: そうですね。もうすぐ新しいアルバムも出ると思うので楽しみです。

岩井: そして最後が、中川正子さんでした。

渡辺: 正子さんは、もう総集編みたいな感じでしたね。彼女の、あのきらきらした存在自体が目指したいところだなぁって。……以上です(笑)。

岩井: (笑)。正子さんについては、もう多くを語らずとも、という感じですかね(笑)。

渡辺: もうあの通りです(笑)! 私ずっと、仲良くさせてもらう前から彼女のブログを読んでいたんです。写真がきれいだったのももちろんあるけれど、ことばが本当に素直で、そのときの自分の感情をストレートに書く人だなと思っていて。それは個人的な感情なのだけど、だれもが感じることを書いていて、人間賛歌のようで。
日々いろいろなことを思って、わーってなったりもがいたり、そういうのも全部含めて「生きている」ということを感じて、魅力的だなぁと思いました。