holistic beauty life

HBL第14回 濱津 和貴(フォトグラファー)

第14回 濱津 和貴(フォトグラファー)2013.09.04

My Beauty Theme

「無理をしない、ストレスをためない」

第14回目は、対談形式でお届けします。ゲストは、フリーのフォトグラファーとして活躍しながら、時々かぐれのスタッフとして店頭にも立っている濱津和貴さん。生き生きと日々を楽しむ自然体なスタイルは、彼女の写真にもそのまま投影されています。濱津さんがこれまでに撮影した写真と併せてご覧ください。(聞き手:かぐれコスメティック部門担当・岩井)

濱津 和貴 プロフィール画像

プロフィール

濱津 和貴(フォトグラファー)

海のない群馬で幼少期を経たあと、海のきれいな高知で10代を過ごす。その後、20代の半分以上をサンフランシスコで過ごし、写真や文化、コミュニケーションのあり方などを学び、帰国。2009年より都内のスタジオに勤務し、2011年独立。田舎を中心とした旅、食、音楽などをメインに撮り続ける。

website:http://wakihamatsu.com/
blog:http://wakyhama.blogspot.jp/

  • 濱津和貴さん撮影写真
  • 濱津和貴さん撮影写真
  • 濱津和貴さん撮影写真
  • 濱津和貴さん撮影写真

撮影で大切なのは、そこで過ごした時間

岩井:まずは、濱津さんがフォトグラファーになったきっかけを教えてください。

濱津:高校を卒業したあと、2年間別の仕事をしていたのですが、自分に合っていないと感じていました。 ちょうどその頃、友人がサンフランシスコに行くと聞いて、一緒に行ったんです。1週間滞在し、観光地を巡るというよりは、その辺りをみんなで見て、歩いて、なんでもかんでも写真に撮っていました。それがすごく楽しかった。
帰国後、地元の行きつけの雑貨屋さんに、色々な人が出展する展示会をするから、何か出さないかと誘われて、サンフランシスコで撮った写真を出しました。 お金がないから、ダンボールにホームセンターで買った麻袋を張って、それに大きく引き伸ばした写真を貼って。そしたら、売れたんですね。今思えば普通の写真です。 でも、今と違って自由だったから、それがすごく表れていたと思う。それで調子に乗って、写真いけるかもって(笑)。

岩井:(笑)

濱津:単純なんですよね。それで仕事を辞めて、もう一度サンフランシスコに行きました。まだ若かったし、 色々経験もしたかったので、今度は期間を決めずに行って、最初の2年半は語学学校で英語を勉強し、その後3年半カレッジで写真を学びました。

岩井:6年もサンフランシスコにいたんですね。

濱津:そうですね。帰国する頃には、もう写真で食べていくという道しか考えられなかったです。 それで、日本でスタジオに入って、2年弱くらいアシスタントをしてから、フリーになりました。それからは、営業用のポートフォリオを作るのに島に1ヶ月こもったり、HPを作ったり、人とたくさん会ったり、そういうことを重ねていって、今に至っています。

岩井:濱津さんが撮る写真は、おおらかでナチュラルで、私も大好きです。濱津さんにしか撮れない空気感があると思うし、屈託のない人柄がにじみ出ている気がする。
今までかぐれでもたくさん撮影をしてもらったけれど、思い入れの強い写真はありますか?

濱津:かぐれで撮影した写真は、気に入ってるものが多いです。自由に撮らせてもらえるし、自分が撮りたいものでもあるから。その中でも特に、となると、omotoさんですかね。

岩井:いわきのomotoさんのお家に伺っての撮影でしたね。

濱津:仕上がりの好き嫌いももちろんあるけれど、自分にとって大切なのは、そこで過ごした時間かもしれないです。触れ合う時間の深さや長さ、一つのことを様々な角度から切り取る、そういう経験がやっぱり印象深いです。

岩井:実際に作家さんが暮らし、もの作りをしている場所に行って、夜通し語り合っておいしいものを食べて…… 同じ対象を撮るのでも、そこに向ける思いや目線が変わって、それがきっと写真にも表れるのでしょうね。
かぐれのオリジナルコスメも、何度も撮影してもらっていますよね。

濱津:コスメは、次はどう撮ろうっていうのが楽しみですね。今まで撮影した中では、花と一緒に撮ったものがお気に入りかな。

岩井:この時は、3人がかりで撮りましたよね。コスメのボトルを持つ係と、花を持つ係と、濱津さんと。 みんなで「この角度はもっとこう!」と微妙な調整をして、手をプルプルさせながら撮ってもらった記憶があります。私も思い出深いなぁ。

濱津:みんなで協力して作り上げるのは好きですね。

岩井:コスメのようなプロダクトは、撮りやすいですか?

濱津:うーん、対象は何でも、愛着の湧くものほど撮りやすいです。たとえばかぐれのコスメは、みんなのこだわりや思いがたくさん詰まっているじゃないですか。 自分も使っているし。だから、ドラッグストアに売っているようなコスメを撮るのとはやっぱり違いますね。

岩井:本当に、そういう「もの」に込められた思いを写し出してくれているのが伝わります。ただの水じゃなくて、ヘチマとかゲットウとか、植物からできているのが分かるというか。生きている感じ。

濱津:たとえば、携帯電話を撮ってくださいって言われて、新品を撮るのと、何年も使ってキズがたくさんついたものを撮るのとだと、全然違うと思うんですよね、同じ機械でも。
あとは、ミカンでも、ハサミで切り取ったものと、手でもぎ取ったり、自然に落ちちゃったミカンは違うと思うし。

岩井:そういうところを切り取る感性があるんだろうなと、すごく思います。

濱津:多分単純だからですね(笑)。

岩井:かぐれの化粧水の使い心地はどうですか?

濱津:それまで合成成分が入ったコスメを使っていたからだと思うんですけど、最初の1本目を使ったときは、あまりしっとりしなかったんですよ。 でも、2本目から劇的にしっとりして、これはいい!と思いました。使い心地はさっぱりなのに適度に潤って、そのあと何もつけなくてもいいくらい。

岩井:うれしいです。読んでいる方で、1本目でそこまで潤いを感じないということがあっても、ぜひもう1本試していただきたいですね(笑)。