ROSSO WOMAN 2019AW VOL.1

Play 5 7 looks, Mix and Match By SAYAKA KAWAKAMI

これで秋冬を謳歌できる。
代わり映えの難しい、働く女性のこれからの装いに明るい表情を加えてくれる5つのアイテムをスタイリスト・川上さやかさんと共に作りました。
シンプルベーシックと女性らしさを追求した全てのアイテムが洗練された大人の装いへと導いてくれます。

DAY1 – 1/7LOOKS

SHIRTS

夏から秋への移ろいを感じ始めたころ、真っ先に欲しくなるのはきっと、羽織りとしても使える万能ブラウスではないでしょうか。リッチな風合いのエコスエード素材が、ブラウスを羽織りとしても頼りなる一着に仕上げてくれました。
サイドに入れた深めのスリットや絶妙な開襟で、抜け感を意識。袖口のタイトな三つボタンは、さりげなく袖をまくったときの大人の“余裕感”を演出します。袖をまくったときに、ゆるくて落ちてくるのってストレスですよね。大人の余裕感とは、そんな行き届いたデザインが大事だと思います。色は、シンプルベーシックを一気に都会的にするマスタードと、赤身の少ないモカの2種類のブラウンを選びました。フェミニンに女性らしく着たい方にはマスタードを、辛口好きなハンサムウーマンにはモカをおすすめします。
どんな日にも寄り添ってくれる表情豊かなブラウスは、働く女性にとって強力な味方ですよね。

DAY2 – 2/7LOOKS

DAY3 – 3/7LOOKS

SKIRT

ブラウスとのセットアップとしても使えるタイトスカートの、ミリ単位の計算で完成した全ての絶妙なバランスに、グッとくるはずです。
ワーキングスタイルの鉄則はストレスフリーであること。例えば、バックスタイルには25cmのスリットが入っています。これが、椅子に座ったときや電車に乗っているときに、女性らしく、且つ足さばきの良い長さ。そして80cmの着丈は、Sサイズの方でも足首が見え、ショートブーツがサマになる長さなんです。
ダークトーンを選びがちなこれからの季節、黒やチャコールグレーのタートルに明るいマスタード色を合わせると、一気に垢抜ける。モカ色には、是非オフホワイトなどの薄めの色を合わせてほしいです。そんな装いで、ふとビルのガラス張りのウィンドウに映った自分を見ると、洗練された大人の女性に見えるはず。

DAY4 – 4/7LOOKS

BELT PANTS

ヒップからストンと落ちる太めのシルエット、とろみのある肌触りの良い素材、そしてダスティピンクとサックスブルーの軽やかな色合いなど、こだわりポイント満載のパンツです。コーディネートに奥行きを持たせてくれる一着に仕上がりました。
例えばニットが豊作の今年、同素材を合わせるとほっこりしがち(わたしはこの“ほっこり”が苦手！)ですが、このパンツを合わせるとクラス感が出て、表情がぐっと洗練されます。
皆さんにとってパンツの決め手はスタイルアップだと思いますが、共布で作った太めのベルトで目線が上がるので、もちろんそこはクリア。さらにヒップに付けたフェイクポケットが実は大切な鍵。落ち感のある気持ち良い素材ですが、ポケットがないとヒップラインから足までがダラっとして、バックスタイルが美しく見えないんです。ヒップの場所をきちんと示すことが大事。

DAY5 – 5/7LOOKS

DAY6 – 6/7LOOKS

KNIT ONE-PIECE

定番になったニットワンピですが、コーディネートがマンネリ化していませんか？だから表情豊かなニットワンピを作りました。
お腹まわりをカモフラージュしてくれる共布のベルトが、縦のラインを作り、シャープな顔を見せてくれます。大切なのは結び方。ウエストでキュッと結ぶのではなく、必ず！ゆるく固結びをしてください。これが縦のIラインを作る鉄則です。
今年らしくロングブーツを合わせるのはもちろん、ワイドパンツを持ってきてもサマになる一着。
着る人の個性を自然と引き立ててくれます。

DAY3 – 3/7LOOKS

JACKET

時代が変わっても大きく変わらないスタイルがある中で、“今の気分”は大切にしたいですよね。そんな想いでチェックのジャケットを作りました。最初からブラウン系で考えていたのですが、日本人の肌の色だと単色のブラウンは少し老けて見えがち。でもネイビーとオレンジが効いたチェック柄になると、一気に都会的な印象になりました。インナーの色も拾いやすいですよね。
少し長め丈のごくシンプルなシングルジャケットは、パンツにもスカートにも合わせやすい一着。デニム×ジャケットの王道スタイルも、ちょっと差がつくはず。
皆さんのどんなワードローブにだって小粋なアクセントを与えてくれるジャケットは、メンズっぽく、マニッシュに楽しんでほしいです。